透析室で働く看護師に最適な人の特徴は主に3つあります。
1つ目は、コミュニケーション能力が長けている人です。
透析室で働く看護師は、透析開始から終了までの間に、患者さんのバイタルチェックを行わなければなりません。
透析にかかる時間は1回4時間から5時間なので、他の科よりも患者さんとコミュニケーションをとる時間が長くなります。
そのため、仕事をこなしながら、患者さんとのコミュニケーションも適宜に取れる能力が求められるのです。
2つ目は、協調性がある人です。
透析室では看護師のほかにも、医師や栄養管理師、そして医療ソーシャルワーカーなどさまざまな職種のスタッフが働いています。
透析という専門性の高い治療を遂行するには、こうしたさまざまな職種のスタッフが一丸となって患者さんを支えていく必要があります。
そのため、相互にこまめな情報交換を行い、治療の方針のすり合わせを行わなければなりません。
よって、他の職種のスタッフとしっかりと連携できる協調性が求められるのです。
そして3つ目は、ストレス耐性が強い人です。
透析室の多くは一般的な診察室と異なり、オープンスペースにベッドが並んでいる場合が多いです。
そのため、透析室で働く看護師は、常に患者さんや同じ職場のスタッフの視線にさらされながら仕事を行う必要があります。
人に見られることに慣れている方は問題ありませんが、人の視線が気になるという方には辛い環境となってしまう可能性があるでしょう。